2019年4月12日金曜日

3~4年がおすすめ

これくらいになってからがおすすめです。
パキポディウムの植替えは、発根して元気になってから3年以降がおすすめです。
根が太くなっているので、かなり難易度が低くなっています。

最初に鉢いっぱいになる細い根は、年を追って勝手に土に戻りつつ淘汰されて行っているようで、あまり根詰まりを起こしていないようです。根がいっぱいになった時に出すとびっくりしますけれど。
この写真は根を洗ってありますので、ここまで用土を落とす必要はありません。

出たての細い根は植替えると枯死してしまうものがほとんどです。
本体内部の養分や水分を使ってせっかく出した根が枯れてしまうと、再び内部の色々を消費して根を出さないといけません。瀬戸際にあった株は二度目が無いかもしれません。
その点、太い根は植替え時に大部分がそのまま生き残ります。無難に新しい細い根がそこから出てきます。
太い根がある元気な株は植替え直前まで最大限に体力を貯めてありますから、なおさら植替え後の定着(細い根の再発根)に体力的な問題が無い、というのも大きい利点です。

最初に植えてから1年まったく元気になったことがない、ぱつんぱつんになっている姿を見ていない、という株は、そろそろ一回掘り出して植え直した方がいいと思います。
本体が萎んでいることがほとんどなので、一回り下のサイズの鉢に変えることも良くあります。抜いて発根用砂場行きになることも多いです。
半年程度だとしぼんでいても、ちょうど根が出ようとしていたところを邪魔してしまってそのまま次の機会がないこともままありますので、我慢、でしょうか。