2019年10月9日水曜日

とても痛い

良型が遺伝したかも。
2015年播種マクドガリを植替えました。
最近お問い合わせが多い品種です。目立つ緑色が特徴です。
サボテンオークション日本のサボテンでは、刺が痛いランキングの単独首位です。根元を持つと植えられないのでつかみどころがありません。
刺が嫌な刺さり方をするサボテンランキングの1位はキリンウチワです。


他のお店でご購入の株も含め、「根元の色が…大丈夫でしょうか?」という質問をちょこちょこ受けます。
まだ若い苗のうちから、根元はこんな色です。

マクドガリの根は黄色味を帯びています。他のサボテンでは見慣れない色です。
光合成をしていない部分の肌も、黄色い色素があらわれるのではないでしょうか。
他のサボテンだと白っぽかったりベージュっぽかったりする部分が黄色味を帯びることで見慣れない色になり(なおかつ枯れてる印象の色味になり)、不安を感じるのだと思います。
本体に対し、華奢な根元も不安をあおる一因でしょう。

トレーに並べた画像の通り、マクドガリの根は塊にはなりませんが、量は多いです。
古い株が毎年植替えるたびに根の減少傾向にあるようなら、根元が弱っていることが多いです。だんだん黄色茶色い部分が多くなっていきます。そうなると根が出にくいです。
きれいな緑の肌に茶色い斑点が出て、つやが無く一回り縮んでいる時も根が不調です。(根が足らずに放置されていると、根元を腐らせてばらけつつ勝手に発根していたりします。)
弱った古い株は、根元の黄色いところより少し上でカットしたり、一頭ずつ分けたりして再生させています。