2015年10月31日土曜日

臥牛錦の芽

10月8日播種の臥牛錦が生え揃いました。
大変気持ちの良い発芽っぷりです。

2015年10月30日金曜日

続・運命の分かれ目

1週間ほど前に葉側から発芽してしまったグラキリス。
10本前後、どれもわずかに双葉が開くのみで、いっこうに育つ様子がありません。

マダガスカルで発芽後枯れずに成長できるということは、ものすごい雨季に発芽するのかもしれません。
びしょびしょならどちらから発芽しても育つのかも?と、まだ栓がしてあったプランターの用土表面ぎりぎりまで水を足しておきましたが、特に状況が進展するわけではありませんでした。

用土に差し込んでおいたので干からびることだけは避けられましたが、殻がカビ始めてしまいました。
用土にカビが広がるのは困るので、こうなると処分するしかありません。
取れた!

処分するのならと、種の殻を引っぱってみました。
すぽんと、何の抵抗もなく外れます。
・・・葉についた殻を引っぱって千切れたことがあるので、根側はやってみたことがありませんでした。なんということでしょう。
 
中の様子は、根から細根が出るわけでもなく、殻が付いたままだとこれ以上の成長は見込めなさそうな雰囲気です。

無傷で殻が外れるようなので、再び用土に挿しておきました。
今度は育つかもしれません。

2015年10月29日木曜日

先端だけピンク花三角牡丹

個人的に牡丹の花で一番好きな、グラデーションピンクの三角牡丹も咲きはじめました。
白花、もしくはごく薄いクリーム花をベースに、先端だけが薄桃色に色づきます。
写真が上手ではないので、実物はもっと華やかです。

細葉タイプの三角牡丹(白花・ピンク花が現れます)と、赤花三角牡丹(花は濃いピンク・葉の先端が軽くねじれ赤みがかかります)に数本現れています。
通常の葉幅が広い三角牡丹(クリーム花)には、今のところ現れていません。

昨年から意識して種を取っています。今年の実生プランターの中で成長中です。
花の色はどの程度遺伝するのでしょうか?
増えると良いです。

2015年10月28日水曜日

牡丹の交配最盛期

大型の牡丹類も咲きそろいました。
連日温室を回り花粉をつついています。
小型の牡丹は2巡目の開花に入っているかもしれません。

今年は10月末まで暑さが残り、花粉をつけて回るお昼ごろは温室内も絶好調に暑いです。
夏と違い、外気との温度差が激しいので湯冷めをしたようになります。風邪をひかないように気をつけます。

温室内が安定して暑いうちは、咲いた後の花ガラがすぐに干からびます。
牡丹の開花時期が終わりごろになると、なかなか花ガラが乾かず、カビ始めてしまうことがあります。
カビが花から本体に回ってしまうといけないので、寒くなった後は花ガラを鋏で切って短く乾きやすくしてまわります。
(糸を引くぐらい花が腐ったりします。)
そのころになると温室内でも朝は手足が冷たく動かしづらさを感じます。
もうすぐです。

2015年10月27日火曜日

窓際、秋の日差し

夏ほどの室温が見込めなくなった、秋の室内栽培です。
そのかわり、日差しの差し込む量と時間が多くなりました。

黒のプラ鉢に触ると、しっかり温まっているのがわかります。
一度温まると、日が陰ってからもしばらく温かいです。
気温の下がる時期の室内栽培では、なるべく鉢の温まる時間が長い場所を置き場所にしています。
鉢の間隔を詰めすぎると、日が当たりにくく温度が上がらないことがあります。(特に温室だと、鉢同士が近すぎたり、大きい鉢の間に小さい鉢が挟まると、鉢表面が結露したまま冷え切っていることがあります。室内でも結露したかどうかは定かでないので、この冬気をつけて見てみます。)
時々触って全部の鉢が温かいか確かめます。
最大で窓枠までの日差しだった5月下旬。

2015年10月25日日曜日

窓際に新たなパキプス

湿布ごとお持ち帰り。
8月末から行った、小さいオペルクリカリア・パキプスの室内栽培による発根はひとまず成功でした。

今度は、同じくらいのパキプスともう少し大き目のパキプス、2本に増えました。
一般的に、温室がないと難しい時期と言われています。
今度はダメかもなぁ・・・・・。 と心のどこかに浮かべつつスタートです。

根はありません。
また、バッサリと根がありません。
カットして生きている部分まで削り、液体のオキシベロンを湿布しておきました。
今回輸入したすべてのパキプスが同じ処理をしてあります。

完成!
大きい方は5号ラン鉢・小(短め)、小さい方は4号ラン鉢に植えます。
春まで動きがないかもしれないので、念のため鉢底は4cmほど7号のビーナスライトを入れておきました。
(大粒の20号パーライトより、粒が小さいです。20号の方がより水はけは良いですが、植物の根がくい込みやすいです。7号はあまり根に刺さりません。根が出なかった場合も、根が出た場合も、どちらに転んでもそこそこ対応できます。)
4~5号の鉢なら、早い発根が見込める場合は、底土に粗い用土・メインにマダガスカルの植物用土 で良いと思います。

ベランダでざばざば水をやり、窓際に設置です。
室内で植えていたので、ベランダへの戸を開けたとたん、風で部屋中にパーライトが飛散しました。
用土に混ぜる方のパーライトは軽いので気をつけましょう。

後は、毎日霧吹きで表面に湿気を与えつつ、鉢内が半分強乾く頃に水をやって過ごす予定です。
(パキポディウム等他の植物に比べ、オペルクリカリアは水を好む傾向があるようです。現在は他の植物よりは水が多めの管理をしています。)
そろそろ窓際が限界です。これ以上の鉢は置けなそうです。
三つ目の窓もありますが、すだれは外しません。

2015年10月23日金曜日

ユーフォルビア実生に枝が

謎のユーフォルビア。
今年の夏に発芽したユーフォルビアが、枝分かれし始めました。

ギラウミニアナは、花らしきものを付けた1本だけが分かれ始めています。
もう1本花芽が付いたので、同じ経過をたどるのかもしれません。

ヘディオトイデスはどんどん枝が出ています。

もう一本は、何かわかりません。こぼれ種です。
葉っぱの雰囲気が似ているのはボンゴラベンシスでしょうか。もうしばらく様子見です。
ギラウミニアナ。
ヘディオトイデス。

2015年10月22日木曜日

運命の分かれ目

用土の上で横倒しになるグラキリス。
パキポディウムの、根が出た双葉はけっこう強いです。
水が切れることが弱点で、乾いた場合はあっさりと半日でほぼ全滅していたりしますが、水を切らさなければ脱落することなく成長していきます。

その中で、双葉になるかならないかで、ひからびていく種があります。
おおよそ左の写真のような姿で乾いているのを以前からよく目にはしていました。


10月の播種で切ない想像に至りました。
種の殻を破って出てくるときに、葉っぱ側から出てきてしまったパキポディウムは、そのまま枯れるしかないのではないかと・・・・・。

発見次第、殻の付いた側を用土にさしてみてはいます。
(人が関わらなければ、1日以内に濃い色に変わります。この色になると、発根している芽でも、もう助かりません。)
育つかどうか、数日で結果は出ます。

葉から出るか、根から出るか、確率は二分の一ではないような気がします。
きちんと育つ種の方が多い印象ですが、気が付く前に枯れているだけでしょうか。
根っこから出てこられたグラキリス。

2015年10月21日水曜日

大きくなったエビス笑のサヤ

サヤが半分にはぜたところ。両側で1本分です。
とても順調に大きくなったサヤだと、一つにたくさん種が入っています。
形がほとんど崩れずネットの中にとどまっていました。

2015年10月20日火曜日

続々々・栗? 収穫編

実にはネットがかけてあります。
栗っぽい実の付いたユーフォルビア。
移動して根を傷めると種が取れなくなるかもしれないので、屋外置場に残してありました。
寒くなるのが先か、実が取れるのが先か、やきもきしていたところ、ようやく収穫ができました。
これで温室に入れてあげられます。

ユーフォルビアの種飛散防止用にかけてあったネットの中に、かたまりが落ちています。
開けてみると、イガごと落ちているようです。
茶色くなり水分も抜け、縮んでいます。

はじけていません。ネットかけたのに!
ユーフォルビアなのに!

はじけないし、べちゃぁー、と皮がくっついているし、種は軽いし、
不安です。
大丈夫でしょうか、この種。
資料が無さすぎて良くわかりません。
この種を埋めればいいのか、用土の上に置けばいいのか、上下はどうなっているのか、さっぱりです。
バオバブのように「熱湯をかける」 等、難易度の高い発芽条件付きではないことを祈ります。
はじける気がまるで感じられない。

皮が乾燥していれば、ぽろっと取れることも。

2015年10月18日日曜日

窓際パキプス補足・根

「完」としておきながら、小さいオペルクリカリア・パキプスをサボテンオークション日本に持ち帰ったので、根っこの様子、補足です。
果たして根が出たのか気になる方もいらっしゃるでしょうから(私も気になります)、実験と割り切り鉢から抜いてみました。

しっかり、鉢底まで達していました。
プラ鉢に張りつくように伸びていたので、鉢をたたいて抜いた時に先端が切れてしまいました。
短く見えるのはそのせいです。(実際、かなり短くなっています。「気になっても植え替えないでください」とお願いしているのはこのためです。どれだけそーっと抜こうが、だいたい切れます。)
鉢に張りついて残ってしまった根の様子を、また撮影し忘れました。 

水色の丸で囲ったあたりが断面です。

切断面以外からも根が出ていました。
切れた根の一部。
茶色に見える根と、白く見える根があります。
茶色い根も元からあったわけではありません。カット後に生えたものです。
白く見えている部分は、そこから先が切れて中身が見えてしまっている状態のものがほとんどです。

枝が出始めたら一安心という判断は、とりあえず合っていそうです。
もう一度4号ラン鉢に植えました。
鉢底の穴をふさぐ程度の粗い土を入れ、残りはすべてマダガスカル植物用土です。
細い根とはいえ複数箇所切れているので、薄く溶いたゲッターで水やりをしておきました。

2015年10月17日土曜日

窓際のオペル・パキプス 完

8月末に輸入してから、温室で育てずに室内窓際に置いたオペルクリカリア・パキプス。
すっかり葉っぱが出ました。
鉢の乾き方から推測すれば、根も出ていると思います。
一安心ラインの目安、枝も出てきました。
写真を撮るために窓から移動。


夏終盤からの、4号ラン鉢入り小さいパキプス栽培観察は、ここでひとまず終了といたします。
ずばっと切った根っこの一切ない断面から、室内栽培でも意外と早く安全圏に持ち込めました。
これで、このパキプスとはお別れです。
枝が出ました。

あらためまして、朝夕といわず日が差さないと日中も寒くなってしまった今日この頃。
秋後半からの窓際栽培に移行いたします。
マダガスカルからの第5便で到着した小さめパキプス未発根を、また一から観察の予定です。


(後半の写真2枚は、撮影のために窓際から移動してきています。
マダガスカルの植物を室内で育てる場合は、必ず鉢の温まる窓辺に置いてください。)

2015年10月16日金曜日

マダガスカル第5便到着

今年5回目の荷が到着いたしました。
スタッフ総出で荷解きと植替えと移動をしております。
まだなんとか植物が耐えられる外気温なので、屋外に植物を出しておいても作業ができます。

とりあえず根の処理はほぼ終わりました。
そろそろ日本でも指折りのパキポディウムの根っこを大量に切ったことがある人になっている気がします。

2015年10月15日木曜日

追加の種まき

初めての臥牛発芽。種のわりに小さいです。
10月8、9日に播いた追加分が発芽しはじめています。
士童・臥牛錦・グラキリスは3~4日で発芽開始です。(士童はすっかり生えそろっています。)

2015年10月14日水曜日

植替え終了

こんな感じ。
今回の植替えは根を切っていないので、植え終わるとすぐ水をやって棚に戻します。

鉢数がまた増えます。元の面積には戻しきれません。
周囲の棚上を少し整理し、置き場所を増やしました。(植替え予定がなく、鉢底から根が出て棚に敷いた砂まで根が張っているものは、動かさないようにします。)
それでも戻しきれなかったので、向かいの棚にも移動です。
増えました。

2015年10月13日火曜日

カプトメデューサも

イモが倍増した姿。
ついでに同じ年のカプトメデューサも植替えです。
またイモが育っています。
1月31日の姿。

2015年10月12日月曜日

モンストローサ以外も

同じ年の牡丹いろいろ。2013年播種。
シワ玉

竜角

亀甲

アガベ


2015年10月10日土曜日

まだ植え替えてます

2013年度播種の実生苗、牡丹もぎゅうぎゅうになってしまったので、今年2回目の植え替えです。

2月や7月の姿から、ずいぶん成長しました。
(以前の姿はこちら。「2013年播種実生苗 植替え半分終了」 「2月に植え替えた小さい実生苗」)

すし詰めな牡丹を見られなくなるのは少々寂しいですが、またすぐすし詰まってくれるでしょうからどんどん植え替えます。
4号ラン鉢に細かい方のサボテン用土で植えました。
鉢底には穴をふさぐ程度、粗い土が入っています。
もう根が長く量も多いので、パーライトは使っていません。
根は切らずそのまま植えました。

鉢から出したところ。

一本ずつ分けた状態。特に用土を払わなくてもこの様子なので、このまま植えました。
根っこの白いイモ部分表面に、わずかな凸凹がありました。
鉢の中がパンパンになりすぎて、用土の粒の形に跡が付いたようです。
畳の上で昼寝したら顔に跡が付いたようなものだと思うので、すぐ膨らんで戻るでしょう。
1番育っていた花牡丹モンストローサ。

2015年10月9日金曜日

追加で種まき

きのう今日で、播き損ねていた種を播きました。
色々な種類が少しずつ残っていました。

ガステリアの臥牛錦もまだ播いていなかったので初種まきです。
ぺったんこですが、かなり大粒です。
どんな芽でしょうか。楽しみです。

2015年10月8日木曜日

細かくない種その後

牡丹プランター。
マダガスカルの植物実生記事ばっかりだし、細かい種のサボテンは数粒しか発芽していないし、サボテンオークション日本はサボテン育ててるのか、
とそろそろ思っている方がいらっしゃるといけないので、普通のサボテン播種後です。

ちゃんといっぱい育っています。
少し種取り用にキリンウチワ接ぎをしたので隙間ができていますが、ざくざくあります。
6号温室にまとめてあった種まきプランターを各温室へ移動しました。もう普通に水やりができるので(蓮ロ付きホースで)、ばらけて置いてあっても面倒じゃありません。

プラ段の蓋は、だいぶ前にはずしました。
あまり甘やかしてもらえずに、大きいサボテンと一緒の光線で育ちます。がんばってサボテン。
ランポー・兜や、刺物の一部は、光に負けずほぼ緑色のまま育っています。
赤くなっている牡丹も2年目に入れば緑になるようなのでたぶん大丈夫です。(昨年はもっと不安な色をしていました。)
この倍育っています。

2015年10月7日水曜日

細かい種その後


花籠。かろうじて成長中。
極小粒の種シリーズ、花籠・花籠ヒントニー・菊水・赤花菊水・松露玉・精巧丸、播種後の様子です。

この中では一番大きく育つ精巧丸以外は、育ちの良いものが3mmほどになってきました。

花籠は20粒以下(小さすぎて粒と数えたくなります。)、まともに生えそろっているのは菊水くらいです。
花籠ヒントニーは3粒、赤花菊水が1粒、松露玉は全滅です。
精巧丸はそれなりに生えてはいますが、播いた種に対して少なすぎます。

苔対策で銅剤を撒いてみたり色々早いうちからやっていましたから、発芽前に灌水で流れたものも多かったのではないかと思います。

来年は、ビンの中で蓋をしたまま育てる方法を試してみます。

菊水。用土の粒よりつるっとした雰囲気を出しているのがサボテンです。

2015年10月6日火曜日

少しずつ冬支度

間口側からロープをつけて引っ張り上げます。
6号温室を建てた時に張らないままにしてあった、内張りビニールを張りました。
まだしばらくは、出入り口部分のビニールを捲り上げておきます。(戸は閉めてあります。)


温室内側から、内張りフレーム、寒冷紗、内張りビニール、空間、外張りフレーム、外張りビニールの順です。

2015年10月4日日曜日

スーパー交換会に埼玉へ

朝、集まり始めるセリ荷。
秋晴れの中、本日は埼玉サボテンクラブスーパー交換会に参加いたしました。
たくさんのサボテンはもちろん、普段見る機会のない色々な用土と鉢や植え方を見て回れたり、お話が聞けたりと楽しく過ごしました。