2020年11月6日金曜日

芽吹く株がある一方で

もうだめ。
9月下旬に届いたパキプスから完全に枯れる株が出てきました。
本体からキノコが生えたり、画像のような黒いカビが乾いた感じに出始めるともう駄目です。
最初から完全に枯れている株は植えもしないので、この株も表面は緑だった株です。
 
ちなみに、丸い部分より下の主根部分を切った時、完全に黒点の入らないきれいな断面が出るような株は今まで輸入した株の中では300本に一本あるかないかでした。 当たり前ですがそれらは適切な環境ならほぼ生きます。これでだめなら色々見直しです。(ここ一年ほど主根を切らなくなったので中身をまったく見ていませんが。以前はすべて切っていました。完全にきれいなところまで出すと6~7割が胴切りに近い姿になっていました。) 
9割9分以上の株が、「切らずに外見だけで」乾燥や傷みがどこまで入っているか確実には分からないことこそが、未発根株の価格が低い理由です。誰が見ても発根確実な株はたぶん価格が高いでしょうから。
生体には生えないであろう黒いの。
発根確実であろうという株はほぼ予想が当たるものの、残り9割9分何厘かについては断面を見て予想の札を付け続けた時期が長くありましたがいまいちでした。
ポジティブにいけば、だめそうに見えても生きる株は生きるということでもあります。…反対もですけどねー。