2015年2月3日火曜日

パキポディウムとトップジンMペースト

数日前の「発根用砂場の整理をしました」で触れた、パキポディウムとトップジンMペーストについて追記です。

エビス笑やエブレネウムは、日本に来るまでの傷により届くころには一部が傷んでいる、ということが時々あります。

傷んだ部分を抉り取るか切り取って、水でドロドロに溶いたゲッターを塗っておくという方法をとっていましたが、この方法だと持ちこたえることなく全体が腐っていきます。
パキポディウムは一部分傷んだら、もう助からないんだなと思っていました。
(輸入中はグラキリスの枝折れも多いのですが、枝折れは腐らず自然に塞がっているようです。念のため薬剤は塗っています)

ところが昨年、輸入したてのエビス笑をチェックしていたら、五百円玉より大きな傷口にオレンジ色の被膜がありました。マダガスカルで処置をしたようで、傷口がほとんどへこまず、腐ってもいません。
(パキポディウムは中身がふかふかなので、大きく切り取ると断面がどんどんへこんでいきます)

 ということで、傷んだ部分をざっくり切り断面にトップジンMペーストを2度塗りしたものです。

一度目は、透明の液体が出てきて半分以上流れます。2日目にもう一度塗り、それでも膜になりきらないならさらに塗ります。L字にカットする場合は乾くと角が割れて開くので、割れた後にまた塗ります。
ダメになっている内部は茶色から黄色、嫌なにおいがします。きれいな白(ベージュ?)になるまで切り落とします。大きく切るときは包丁がおすすめです。柔らかめのかぼちゃを切る要領です。

夏冬超えて、張りのある本体なので、無事生き延びたもようです。

・・・植物としては無事ですが、商品としては無事なのかどうなのか・・・・・。種がとれますね!