2017年2月28日火曜日

5本分

エビス笑。
5本分の花柄がくっつくと、5本分の花が一斉に咲いてアジサイみたいになります。

2017年2月26日日曜日

太陽と鉢は大切! その3

少し間が空きました。鉢のお話の続き、最終回です。

予定になかったのですが、今回は
「黒のプラスチック鉢」がなぜ良いかについてです。


黒のプラ鉢で温度を計ってみて、気になったのは、その他の鉢はどうなんだろう?ということです。
サボテンオークション日本では、どうしてもちょうどいいサイズに黒がなかった場合を除き、黒のプラ鉢を使っています。
(黒がなければ紺、さらになければ青、最後に茶色です。なるべく濃い色を使っています。)

反対に、使わないでくださいとお願いしているのは、白い鉢と素焼きの鉢です。
手軽に趣が出て、入手しやすい素焼きの鉢につい植えたくなる方が多いのではないかと、今回はすぐ用意できた素焼きの鉢と黒のプラ鉢を比べてみました。
窓際にスタンバイ。温度計を挿します。

朝8時45分に、用意した2種類の鉢に乾いた用土を入れ、鉢の底から水が出るまでしっかり水やりをしてから窓辺に並べます。
2種類とも4号鉢です。用土はプラ鉢の方が少し多めに入りました。
12度から日に当ててスタートです。

9時15分  素焼き 22度   プラ鉢 29.5度
9時30分  素焼き 27度   プラ鉢 35度
10時    素焼き 31度   プラ鉢 40度
10時30分 素焼き 36度   プラ鉢 44度
11時    素焼き 37度   プラ鉢 44.5度

両方とも順調に温度が上がっていきます。
上がってはいきますが、
素焼きの鉢と黒プラスチック鉢では、8度前後の差がありました。 

「37度まで上がれば十分じゃない。」と、ちょっと思ってしまいがちですが、数度の差は大きいです。
お風呂に入るとします。江戸っ子ぎりぎりの44.5度とぬるすぎてつらい37度では、体の温まり方がまるで違います。
人間の体温でも、37度は風邪のひきはじめですが、44.5度は上がったらいけない温度です。
36度の平熱と1度違いの37度でちょっとしんどくなることを考えたら、1度だってばかにはできません。

特に室内栽培をしている場合、直接鉢に日が当たっている間しか鉢の温度を上げられません。
曇っている間や夜間は、室温と鉢内の温度が同じになっています。
日が沈んでいない間も、直接日が当たる時間が終わると、鉢内の温度はすぐに下がり始めます。
室温により高温帯を保てる栽培方法ではないので、数分でも長く高温を得られる黒プラスチック鉢はとても大事なのです。

どうしても他の鉢にしたい場合は、この温度差をふまえて、いかにこの問題を乗り越えるかを模索してみたり、育てたい植物がどの程度まで耐えられるのか自分の環境で試してみたりと、それなりの経験(と犠牲?)が必要になるのではないでしょうか。
これはどうやって育てたらいいでしょうか?という段階の方は、必ず植えてあったプラ鉢のまま栽培を続けてください。

2017年2月25日土曜日

2本分

エブレネウムに2本分の花柄がくっついたものがありました。
以前のエビス笑5本分の花柄に比べるとだいぶ地味です。
一応蕾が倍量付いているようです。

2017年2月24日金曜日

花がいっぱい

輸入しているパキポディウムが全種類咲きはじめました。
6月まで何かしら咲いていたと思いますので、今年もまた受粉作業の長期戦が始まります。
サボテンも、バラ丸に花粉を付けて回ったりと花を追い回す季節になりました。牡丹が咲き終わる冬まで続きます。

2017年2月23日木曜日

実生をプランターに

左列がマカイエンセ、右列がエビス笑です。
温度を計ろうと狙っていると晴れないものですね。
雨と曇りで温室が暑くなりません。温室にこもってパキポディウム実生プランターの植替えです。
マカイエンセとエビス笑は型崩れしにくそうなので、10月播種分以降はもう一度プランターにまとまってもらうことにしました。
根は切らず、用土はマダガスカルの植物全般に使っているものと同じです。
今年は植替え後すぐに普通の水やりをしています。

迷っているのはイノピナーツムです。
他の種類のように先行して播いた分がなく、未だ性質を把握できていません。

2017年2月21日火曜日

マカイエンセころころ

温室内の鉢温度を計りに行けていないので、今日は太陽と鉢の話がいったんお休みです。

2016年マカイエンセ・ファイナルエディション。
2016年10月末播種マカイエンセです。とうとうほぼ全量が丸になってきました。
グラキリスと違って丸いままは育ちませんが、背が低い株にはなるでしょう。
マカイエンセはこの時で播き切りました。
置き場所が無くなってきたので、単鉢ではなくもう一度プランターに植えました。

グラキリスは12月播きが最終版です。
発芽率はほとんど下がっていないように見えます。
下がるつもりの密度で播いてしまいましたが、うれしい誤算です。
後は、半年で丸くなるタイプが何割出るかです。
グラキリスの方が丸くなりにくいですが、マカイエンセ10月播種よりもさらに1ヶ所改良版なので期待はしています。



2017年2月20日月曜日

太陽と鉢は大切! その2

昨日の「鉢に日が当たるところに置いてください」に加え、

「とにかく鉢は小さく、用土は最小限にしてください」にも関わってくるお話です。




黒いプラ鉢を日が当たるところに置くと、日が当たった部分と室温との差が20度もありました(昨日の例です)。
それでは、同じ鉢内の反対側、直接日に当たっていない側の温度はどうなっているでしょうか?

日かげなわけではありません。
直接日に当てた側が36度を超えた頃、
反対側は19.8度、室温18度とほとんど差がありません。

5号鉢程度の用土と水分量でも、鉢内を完全に温めることができないのです。

鉢が大きく、用土が多くなれば、鉢内の温度を上げることがより難しくなります。

温室で栽培した場合でも、温室内温度を40度以上にすることが可能なため鉢内は温まりやすくなりますが、サボテンもマダガスカルの植物も、鉢内部日の当たる側面にびっしりと根を這わせますので、根が届きやすい小さめの鉢に植えると良く育ちます。

窓に近いこんな位置でも、鉢の部屋側はほぼ室温です。
室内栽培でも冬を越え、通年元気にしていたのは、かろうじて直接鉢が日に当たっている部分からの温度が与えられていたからでした。
「明るい場所」ではなく、「鉢に日が当たる場所」が必要です。
窓際以外の奥まった室内を置き場所にすると、鉢が温まらず植物が元気に育つための温度が確保できません。枯れても仕方がない環境です。


2017年2月19日日曜日

太陽と鉢は大切! その1

「鉢に日が当たるところに置いてください」
「とにかく鉢は小さく、用土は最小限にしてください」

サボテンオークションで扱っているほとんどの植物について、育て方を聞かれると上記のようにお答えしています。
数日に分けて、そのあたりを記事にいたします。




こんな部品です。
本日は、「鉢に日が当たるところに置いてください」についてです。
記事の発端は、すっかり存在を忘れていた温度計の付属品があったことを思い出したからでした。
デジタル温度計に接続すると、温度計付近の温度とは別に、コードの先端部分の温度が計れるパーツです。
そのコードの先端を、自宅窓際で栽培中の鉢の中に挿してみることにしました。

センナの鉢にぷすっと挿します。水槽に入れても良い部品だったので、この後さらに深く埋め込みました。
調査スタート!

朝9時半。すでに鉢内は33.8度です。

配置はこんなかんじです。
このまま温度は上昇し続け、鉢の中最高温度は38.6度でした。
この時、鉢の横、室内温度は18.9度。
ほぼ20度の差があります。

太陽すごいです。
黒のプラ鉢さすがです。
室内温度がさほど高くなくても、日に当てた黒プラスチック鉢内部だけは温室に手が届くぐらいの温度になっています。
特に温室以外で冬越ししている場合は、鉢に日を当てられる場所を確保できるかが、非常に重要な栽培ポイントです。




なんでこの調査を真冬にやらなかったんだ!ということに関しては、ものすごく反省しています。
夏休みの宿題を最終日以降にやっていたタイプです。
次の冬にご期待ください!



2017年2月17日金曜日

昨年も咲いた株

2014年播種。枝が3本。
昨年も花が咲いたグラキリスの実生は、枝先にそれぞれたくさん蕾をつけています。

2017年2月16日木曜日

実生グラキリスも開花

これは2015年播種。
実生のグラキリスも開花シーズンを迎えました。
2014年と、2015年秋播きの株が蕾をつけています。
2016年度は8月末に播いたほぼ秋播きの株しかないので、今年はまだ小さく花はつきません。


2月14日記事のクリーム花エビス笑は、2016年5月播種分です。
ずっと2015年播きの花を待っていたのですが、2016年分が先に咲いてしまいました。
2015年分は1株も花芽を付けていません…。体は大きいのですけれど。
2016年分は、ぱっと見た感じ各花色エビス笑を合わせると15株以上すでに花芽があります。


エビス笑も、2016年8月播種以降の株は花が付く大きさではありません。

2017年2月15日水曜日

モンタグナキーに新芽

生きてましたー。
キフォステンマ・モンタグナキーに新芽が出てきました。
どんな葉なのか楽しみです。

2017年2月14日火曜日

実生クリーム花エビス笑

とりあえず1株目は遺伝してました。
実生のクリーム花エビス笑が咲きました!
実生のエビス笑は初めての開花です。
きちんとクリーム色で良かったです。

2017年2月13日月曜日

ご来園につきまして

お客様のご来園につきまして、たくさんのお問い合わせをいただいております。まことにありがとうございます。
ここ数ヶ月ずっと慌ただしくしており、まとまった仕入れのお客様以外をお断りする状況が続いております。大変申し訳ありません。
3月頃を目途に、月に何日か日を決めてお客様をお迎えする準備を進めております。
日にちが定まりましたら、ホームページの表紙や当ブログでお知らせいたしますので、ご興味のある方はよろしくお願いいたします。

なお、サボテンオークション日本では、「オークションでお買い上げのお客様を第一に!」となっております。
オークションでお買い上げいただくのが一番安いです!
コレクション品はオークション以外で販売しておりません!
いつも全国からオークションにご参加いただき、まことにありがとうございます!!

2017年2月11日土曜日

枯れてます

オブジェです。
オペルクリカリア・パキプスの枯れ木は販売していないのでしょうか?というお問い合わせを複数いただき、今回のオークションにパキプスの枯れ木が出品されています。

どうにも枯れていますので、一縷の望みをかけないようにお願いいたします。

なお、準備や梱包等の手間分だけご協力いただければ幸いです。高額にならないようお願い申し上げます。

2017年2月10日金曜日

シワ玉牡丹錦

この後、他のプランターでも発見。
2015年播種シワ玉牡丹に斑入りが出ました。2013年以降の種まきでは初です。
白い斑です。
シワ玉牡丹の親株に付けてある通し番号の中から2株に複数本ずつでした。
どちらかの遺伝子でしょうか。
斑が抜けないまま育つといいです。
さらにシワが出るといいです。
大きくなる兄弟に比べ、育ちが遅いです。

2017年2月9日木曜日

続いてシワ玉牡丹

今年も元気そう。
2015年播種プランターを続けて植替えています。
シワ玉牡丹を一気にいきます。

根は切らず4号ラン鉢に数本ずつ植えました。
この頃から、大成しそうな株からは気配が漂いはじめます。
プランターが広がっています。

2017年2月8日水曜日

2015年播種精巧殿

2015年播種・精巧殿のプランターを植替えました。
順調に大きくなっています。
根を切って3寸のミニラン鉢に3本ずつ植えました。


2017年2月6日月曜日

サボテンの水やり開始

本当はもっと鉢の近くからやってます。
立春を過ぎ、温室の温度が上がりやすくなってきました。
日が長くなるのを感じた植物の成長も活発になっています。
冬季の間水やりを断っていたサボテン温室の水やりを始めました。
(マダガスカルの植物は、夜間加温する温室に置いてあったので、冬季も水やりはしていました。)

2017年2月5日日曜日

窓際のエビス笑開花

日当たりはとても良いのです。
自宅窓際のエビス笑が咲きました。
加温なしの部屋ですが、温室とさほど変わらない開花時期です。

2017年2月4日土曜日

完・エビス笑 花柄の綴化?

数はたくさん。
咲きました。
花は普通でした。

2017年2月3日金曜日

立春間近

グラキリス実生の花柄がだいぶ長くなりました。
節分の今日は晴れて良い天気でした。
閉め切った温室内の温度が40度を超え、入り口を開けておかないと危険です。
これまでは晴天でも閉め切っていて大丈夫でしたが、これからは気をつけないといけません。
春の気配が強くなってきました。

2017年2月2日木曜日

ラバティ目覚める

1月5日に植えたユーフォルビア・ラバティから新芽が出ました。
横向きに植えておいたラバティからも、ほとんど芽が出ています。
根が出ている株はごくわずかでした。
芽だけが出ている今のうちに、横向きのものは正しい向きに植え直しておきます。