2015年4月30日木曜日

窓際に新顔

根っこはこんな感じです
 自宅室内、窓際での栽培に新たな植物が増えます。
エビス笑、ユーフォルビア・ギラウミニアナとパキポディオイデス、センナ・メリディオナリスです。
温室には一切いれず、部屋で植えてそのまま窓辺へ直行です。
経過は時々記事にいたします。

用土はいつも使っているマダガスカル用の用土。(詳しくは マダガスカル植物Q&A「用土のこと」編  マダガスカル植物Q&A補足 鉢と用土の写真  参照。)
ついでにいつも使っているスコップも借りてきました。(スコップは何でもいいです。慣れたのだと早いのです。)

センナのみ5ラン小(5号のラン鉢より短いです)、残りは4号のラン鉢に植えました。(プラ鉢です)

すぐにベランダで勢いよく水をかけ、鉢の下から水が流れるのを確認して、良く水を切ってから窓辺の受け皿にのせました。
念のためエビス笑とパキポディオイデスに、1枚ずつ剥がしたティッシュペーパーをのせておいてみます。
エビス笑は4号ラン鉢に植えました。パーライト多めです。

完成。ベランダで水をやります。

2015年4月29日水曜日

植えてすぐ屋外へ

マダガスカルからの第2便は、パキポディウムとオペルクリカリヤのみ、温室へ入れました。
その他の植物はすべて植えてすぐ屋外置場です。
今回は、コミフォラ、デロニクス、ユーフォルビア、センナが来ています。

マダガスカルの植物が入っている3号温室は、出入り口を完全に開放、側面も両側とも一部ビニールをめくって風通りを良くしました。もっとも高温になる温室のため、風を通さないと温度が上がりすぎてしまいます。
(3号温室にはマダガスカルの植物のほかに、牡丹のごく一部とハオルチアも置いてあります。)

現在は温室5棟とも、全日出入り口を開け放っています。

2015年4月28日火曜日

パキポディウム 根っこの処理

こんな感じで生えています
 マダガスカルからの今年第2便が届きました。
植え付けもあとほんの少しです。
屋外置場と3号温室がいっぱいになってきました。
6号温室の完成が待ち遠しいです。

毎回写真そっちのけで届いた植物の根っこの処理をしてしまうのですが、今回はちゃんと撮りました。2枚だけですけれど。

届きたてのパキポディウムには、写真のような太い根が付いている場合があります。(多くはありません)

つい、もったいなくて切らずに植えていた時期もあるのですが、あまり調子良く育ちませんでした。
理由は、まず、太い根の先端からしか新しい根が出てこないことにあると思います。
(太い根のほかに、ごちゃごちゃっと細かい根がある場合はそちらからも出ます。)



元からついていた根っこ全てが収まる鉢に植えてしまうと、どうしても鉢が大きくなります。
ばっさり切ります
大きくなった鉢に対し、最初はそれぞれの根の先端からしか根が出ませんので、用土のすべてを植物が使い切れません。
無駄な水分が多くなり、鉢の温度が上がりにくくなるので、根が育ちにくく本体が弱っていきます。

よって、バッサリ根を切ります。
1.最初に本体を眺めて、何号の鉢に入るか予想します。
そこに納まらない根はすべて切ります。
切った場合も、太い根の先端部から根が出てきますので、3cm以上残るようにしながらどんどん切ります。
(最短を3cm程度にしつつ、鉢に納まるようなら許す限りの長さで根を残しています)
2.枯れている根をすべて切り取ります。
3.折れている根を折れたところから切り取ります。
4.切り口すべてを消毒します。
消毒にはドロドロに溶いたゲッターを使っています。筆で塗ります。
(2と3は、用土内部で腐る部分を極力減らすためです。)

とてももったいない感じがしますが、先端からしか新しい根が出ない以上、切っても切らなくても新たに出てくる根の箇所は同じ数になります。
さらに、切った場合は断面の外周全てから発根できるので、根の量ははるかに増えているようです。(先端と付け根では、当然付け根の方が太いので断面が大きくなります)

カットしないと、矢印のあたりからちょろちょろっと根が出ます

2015年4月26日日曜日

アデニアの花咲いてます

アデニア・スティローサ開花中です。
なんとなく時計草の親戚らしさを感じる1.5~2cm程度の白い花です。
本体が大きいと、蕾もたくさんつきます。

2015年4月25日土曜日

石、出品中

オークションが始まりました。
今回は、植物以外も紛れて出品中です。

ストロマトライト。大昔に酸素を作ってくれたシアノバクテリアの化石です。
堆積物と藍藻類でしましまです。
オーストラリアでわずかに現生中だそうで、今も酸素を作ってくれています。 なんだかすごいです。

「サボテン100点」のページで出品中です。

虫さん受粉 その後

小さい蜂かアブが受粉した白花エビス笑の経過です。
先日結実していたのは、すでにサヤ状になっていたのが1つと、1cm弱になっていたのが3つでした。
今朝見てみたら、まだサヤ状になっていなかった3つは、枯れて茶色になっていました。
虫が受粉させた場合でも、自家受粉になってしまうと結実しても枯れるようです。
プロでも失敗するとなると私が失敗しても問題ない気がしてまいりました。

虫が媒介するたびに種ができてしまうと多すぎるのでしょうか。(パキポディウムの花数は多いです)
適当に淘汰されていく仕組みのようです。

さて、数撃つしかないのでしょうか、改善策があるのでしょうか。



2015年4月23日木曜日

虫さんに負けました・・・

さんざん受粉させても、3つしか成功しなかったのに、白花エビス笑があっさり結実していました・・・・・。
一つの株に4ヶ所も。

小さな蜂かアブ?をよく見かけるようになりました。
さすが本職。

季節が合わないのかと、しばらくパキポディウムの受粉を中断させて、サボテンとハオルチアにかかりきりになっていました。

ハオルチアが成功するようになり、なんとなくパキポディウムのダメだったところが浮かびました。
ハオルチアの場合、開花後数日たっためしべに咲きたての花粉をつけるようになると、一気に成功率が上がりました。(めしべが枯れるまで、毎日付け続けたのですけど)
サボテンも咲きたてではめしべは開いていません。

パキポディウムの時は、咲きたての花同士をほとんど掛け合わせていました。
ハオルチアと同じように、開花後数日の花に咲きたての花の花粉をつけるようにすれば成功しそうな気がします。
まぐれで結実していた白花エブレネウムは最初の方に試したものなので、開花時期の見分けがついていなかったことが功を奏したのではないかと予想しています。 
そろそろ再開して試したいです。

ハオルチアは10日ほど前から実が弾けて種が取れはじめました。


2015年4月22日水曜日

屋外置場の様子

アップダウン
20日から21日にかけての雨天もあまり荒れず、置いてある植物に全く影響がありませんでした。

水やりは、棚に敷いた砂全体が濡れるまでの量をまいています。
乾ききる前にまた水やりをします。

間に空鉢を埋めた棚。棚いっぱいまで置かない場合はブロックで止めます。

背の低い植物の棚。砂に埋めただけです。

2015年4月20日月曜日

屋外置場みっしり

全景は明日撮ってきます。
屋外置場へのマダガスカル第一回目移動が終了しました。
温室から置場まではそれなりに高低差がありまして、運動量がなかなかです。

砂の敷かれた台に、背が低いものはしっかり砂に埋めながら並べます。
埋め方が浅いとパタパタ転ぶので要注意です。
風の影響を受けにくいので、普通に隙間を空けつつ並べてあります。
小さいギラウミニアナは、こちらの置き方で置いてあるのですが、頭が重そうなので経過を見てみます。

背の高いものや不安定なものは、砂に埋めた上、隙間すべてに空鉢(でも砂入り)を押し込み並べます。
一つ倒れるとドミノ倒しになるので、ゆるまない様、本当にみっしり空鉢が入っています。
台の途中まで並べた場合は、ブロックを置いてせき止めておきます。
配置に時間がかかりすぎるのが難点です。

安定感のある大きなグラキリスなどは、砂に鉢を埋めるだけで置いてあります。空鉢で周りを埋めることはしていません。

今日から明日にかけて、天気が荒れるようです。
これで倒れているようでしたら、次の手を考えます。

2015年4月19日日曜日

マダガスカルの植物、屋外置場へ

4月8日に雪が降ったあたりからしばらく冷え込み、屋外置場への移動を中断していましたが、明日からマダガスカルの植物を屋外置場へ移動します。

根が出ているものはほとんど屋外へ出します。今のところ扱っている全種類が対象です。
鉢底まで根が出たオペル・パキプスも移動の予定です。

ちなみに、実験で雪の日以降も1鉢屋外に残してあった、1年未満実生のグラキリスは元気にしています。
黒王丸・黒士冠も元気です。

2015年4月17日金曜日

サボテン植替えネタが・・・

本日は根っこを処理して干してあった士童を植えました。
2.5号3号のミニラン鉢からの植替えでした。まっすぐ健康な根が鉢の底まで伸びており元気でしたが、今年はどの種類のサボテンも根っこのカットをしてから植えているので、士童の根もカットです。
伸びた根が鉢底を抜け切れずに曲がると、本体に障害が出ているように見えます。
鉢が少々大き目になりますが、根が鉢底で曲がらない様、鉢底の方をパーライトで調整し、4号ラン鉢に植えました。

今まで抜いたらそのまま植えていた手順が、抜いてカットして干して植える、に変わったので、余分に時間がかかるようです。
月二回のオークションに、時々輸入されてくるマダガスカルの植物を植えたり移動したりもあるので、今年はなかなか植替えが進みません。(その間に花粉つけたり花粉つけたり花粉つけたり接ぎ木したりもあります。)
6月には終わっていた植替えも、7月でどうにかなる・・・か・・・・・?といった雰囲気です。
(3月以降のスケジュールを見返しても、6月中の完了はまず無理です。)

サボテンの植替えネタ月間にしようと思っていたのですが、毎日のように植え替えていても「根っこを切って干して植える」に手順が統一されてしまっているので、それ以上にネタがないのですけれど・・・。
昨年までですと、「この種類は根っこをいじらず植えています」だったり、「長い根の場合は用土が多くならないように空鉢を入れて根っこをこう避けます」だったり、いろいろとあったのですがどうしましょう。

またほとんどその他多肉話になってます!

2015年4月16日木曜日

「白い袋はなんですか?」

こんな感じです
2014年11月以降に輸入したマダガスカルの植物をご購入いただいた場合、鉢の中、植物の根元に白い袋が付いていることがあります。(すべてではありません。)

正体は、お茶や出汁用のパックにオキシベロン粉末を詰めたものです。
植え付け時未発根で、特に発根しにくい種類もしくは大型のものに、主に取り付けてあります。

植物の根元にも、直接オキシベロン粉末を叩いてあります。それ故、まだオキシベロン袋の効果は定かでないのですが、効いているかもしれないので、今年は取り付けて様子を見ています。

オキシベロンの粉末は、水和剤ではないので水に溶けません。水やり時にパックの中から劇的に流れ出ることはないようです。

2015年4月15日水曜日

窓際のキフォステンマ

3月19日の記事ではまったく動きのなかった、
自宅室内の窓辺で栽培中のキフォステンマ・パキプス、無事でした。小さな新芽が出始めています。
2回目の春も3本そろってスタートです。

写真上部、枝のてっぺんです。右に出ています。
グラキリスは蕾がつきました。
となりにジゴシキオス・プベスケンスがあります。

2015年4月13日月曜日

お花見たのしかったです

山桜満開です!
日曜日に行われたお花見バーベキュー、良い天気に恵まれ、楽しく終了いたしました。
雪の降った8日に開催予定だったのですが、日付をずらしてよかったです。

牛・豚・鳥・お魚・貝・イカ・エビ・お野菜と盛りだくさんでした。
畑の真横で開催だったので、新鮮なお葱も焼き放題です。ネギ坊主、おいしいんですよ。びっくりです。
具材の一部です。

ちょっとテンション上がりながらお肉とお魚を焼いていると、桜ぜんぜん見てませんね!
かまどばっかり見てますからね!
写真も6枚しか撮ってませんでした。

次回が開催されるようでしたら、遊びにいらしてください。


おいしかったです。

2015年4月12日日曜日

お花見バーベキューやりますよ~~!!

おかげさまでオークション開催中ですが、
本日12時からお花見バーベキューもスタートです!

飛び入り参加の方は、坂道の一番下にある温室のさらに下でやっておりますので、にぎやかな方目指してたどり着いてください。

いいお天気ですよ!

2015年4月11日土曜日

アデニアの芽

2015年マダガスカルからの第一便、2月末に植えたアデニアが芽吹き始めています。
もう少し伸びた芽もあります。
春になり、アデニア以外も一気に成長を始めました。

2015年4月10日金曜日

お花見バーベキューやりますよ

 冬の間に、スタッフ3人が裏の林をせっせときれいにしていました。
竹を切り、雑木をどけ、下草を刈り・・・・・。

ものすごくきれいになったら、どこからともなく「バーベキューできそう・・・」との声が。

ということで、桜にも間に合い、お花見バーベキュー、12日の日曜日に開催です!

今日はその準備もしました。

飛び入り参加可です。
お昼の十二時頃からはじめますよー。
バーベキュー窯と座る場所の準備

2015年4月9日木曜日

牡丹の種集まってきました

2月末に亀甲ヒントニーの種が取れて以降、着々と牡丹の種が採取できています。

大疣シワ玉牡丹の種も取れはじめました。
本体が大きいせいか、種の粒も大きいです。

2015年4月6日月曜日

さくら

ひさしぶりに良い天気です。
敷地内に数種類の桜が植わっています。
順番に咲いていくのでしばらく楽しめます。
春中みっちり植替えをしていても、桜を見逃すことのない立地です。

2015年4月4日土曜日

温室内張り再び

零度付近の低温に弱いマダガスカルの植物が入っている温室は、サボテンが入っている温室よりも夜間の温度に気を使っています。

しばらく曇天雨天が続き、1週間以内に0度の日もありそうなので、せっかく上げてもらった内張りビニールをもう一度下げました。

日が差さない日が続くと、だんだん温室内部の地面などに蓄熱されていた温かさが無くなっていき、夜間の温度が下がりやすくなります。

2015年4月3日金曜日

6号棟温室用地 整地終了

3月29日開始

3月30日

3月31日

一人もくもくと整地中

4月2日整地終了
温室用の整地がおおむね終わったようです。
ほとんど一人、時々二人で斜面を削り、土を運び、どんどん平らにしていました。
パワフルなスタッフです。

2015年4月2日木曜日

植替え 根っこの整理

鉢から外した牡丹
少し土を落とした状態。
昨年は多めに土を落としたものでもこのくらいで植えていました。





さらに固まった土と枯れた根を落とします
今年は植え付け前に根っこの整理です。

細かい根が枯れている場合はしっかり取り除き、細かい根が生きている場合は軽く土を払うにとどめ鋏で先だけ切り整えました。

若く元気な株ほど払う土も切る根も少なく、弱っている株ほど取り除く土(土と枯れた根が同化したような部分)も切る根も多くなります。

鋏で切った後はゲッターの水和剤を溶いた液にくぐらせ、新聞紙の上に並べておきます。

昨年までとだいぶ違う姿になり、来年までにどう育つのか楽しみです。


用土を背景にして写真を撮るのではなかったと反省しています。
鋏でカット

2015年4月1日水曜日

サボテン用土

既視感がある方もいらっしゃるかもしれませんが、本日はサボテン用土についてです。
マダガスカル植物Q&A「用土のこと」編 と間違い探しくらいの違いしかありませんが、違う所は赤字にしておきます。(「マダガスカル植物Q&A補足 鉢と用土の写真」 もほとんど同じです。)

使っているもの
 ・赤玉土(小粒)
 ・鹿沼土
 ・パーライト(真珠岩の方。5mmのふるいで全部通るくらいの粒です)
 ・堆肥(鶏糞ベースと牛糞ベースのものを2種類半分ずつ混ぜて使っています)
 ・マグアンプ大粒

混ぜる割合
  赤玉7:鹿沼3:パーライト2堆肥2
  マグアンプ適量
  (普段赤玉7袋鹿沼3袋をベースに1回分の用土を作っています。)

サボテンオークション日本では水やりがしっかり目なので、水はけを最優先にした用土です。一番多く入った赤玉が後々砕けていくことで根張りを確保します。

2~3号ミニラン鉢、プランター用
 1.マグアンプ以外をすべて混ぜる。
 2.ふるいでふるう(5mm)。細かい方を用土に使います(粗い方は底土に少し使います)。
 3.マグアンプを混ぜる。(先に混ぜてしまうとマグアンプの大粒は5mmのふるいを通りません)
 4.目の細かいふるいで微塵をふるって抜く。マダガスカル植物用土と違い、しっかりと微塵をふるいます。(水を頻繁にやるためです)
 5.できあがり。

4号ラン鉢以上用
 1.すべて混ぜる。
 2.目の細かいふるいで微塵をふるって抜く。マダガスカル植物用土と違い、しっかりと微塵をふるいます。(水を頻繁にやるためです)
 3.できあがり。

上記を基本に、5年目以降あたりからの連山・竜角牡丹等(茶色くなるの予防)、急に育ちそうな群生株(急激に育ちすぎて腐るの予防)、根の調子の悪いサボテン(養生中で養分控えめ)は、堆肥の量を減らしています。