「小さい苗」といっても色々な大きさがあります。
とりあえず、4号ラン鉢に1本で植えられない大きさまでは、まとめられれば4号ラン鉢に3本押し込もうと画策しています。(小苗の販売予定がない場合はなるべく寄せ植えです。)
入らなければあきらめて3号のミニラン鉢に植えます。
それ以下の大きさの苗は、本数に合わせ、2.5寸・3寸・4寸径くらいまでを目安に詰め込んでいます。
一番よく使う径は4号鉢相当の鉢です。
実生1年未満や、本数がとてもたくさんある場合は 、普通のプランターも使います。
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昨日植え替えた菊水。4号ラン鉢に大きいものは1本で、小さいものは3~5本で植えました。 |
まとめて詰め込む利点
1番大きいのは、苗1本あたりの用土が少なくすむことです。
用土が少なくなれば、鉢内の無駄な水分が少なくなり、鉢内の温度が上がるのが容易になります。
鉢内の温度が上がれば、根が元気に育ちます。新しい根も盛んに出ます。
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野菜の種を播こうかと、たまたま持っていました。 |
水の面では、非常に根腐れしにくいです。
小さい苗を1本ずつ植える用の仕切り付きトレーなどもあります(サボテンオークション日本では使っていません) 。
1本ずつ植えた場合は、1区切り分の水分を1本が吸収しないといけません。(鉢の場合も、1鉢分を1本が吸うことになります。)
まとめて植えてあると、元気がない苗があっても隣の苗が人一倍水を吸うかもしれないので、鉢全体で帳尻を合わせてくれます。
複数本で水分を奪い合うので、こじれずに育った成長期の苗なら、苔がみっしり生える暇はないはずです。
もう一点は、より長さ(深さ)のある鉢が使えるようになることです。
2~3cmの小さな苗だとまだ関係のない話ですが、2.5号~3号に植えたい頃の苗だと、鉢より根が長いことが良くあります。
切らずに済めば、より安全に植替えが乗り切れます。
1寸大きい径の鉢にサイズアップして3本植えると、たいてい元気に育ちます。
1本植えと3本植えで、次の年に比較すると根の育ち方がまるで違うのでおもしろいです。
なお、根っこは日向側の鉢側面に沿って劇的に育ちます。(鉢回しをしないと根が見事に偏ります。)
黒のプラ鉢が太陽光であたたまるので、そこにさわれた根は効率よく育つのでしょう。
大きい鉢に植えられてしまうと根っこはなかなか鉢にさわれません。
3本植えると鉢の中心から外れて効率よく外側に押し出されるので、必ず1~2本は快適環境になります。
いちおしの苗を日向側に置くか、時々回してまんべんなく育てるか選べます。
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3号ミニラン鉢とブラボアナスと4号ラン鉢。 |