2017年1月21日土曜日

実生グラキリスとマカイエンセ

グラキリス実生とマカイエンセ実生を比べると、発芽して数か月はマカイエンセの方が丸いです。
輸入球を頭に思い浮かべると、「丸」の印象があるのはグラキリスの方です。マカイエンセの親は丸くありません。
しばらく見ていると、成長過程で太くなっていく箇所が違う様子です。

マカイエンセは地面に近い基部が太り、グラキリスは幹の真ん中あたりが太ってきます。

マカイエンセ高さ4cm。この株は細長めに発芽しましたが、基部が太ってきました。
出だしが球に近かったマカイエンセの芽でも、基部が太り成長点近くは太らないため、三角っぽいシルエットになっていきます。

だって、丸くなかったもの。 グラキリス高さ5cmほど。



グラキリスの場合、細長く見えても真ん中が膨らんでいくので、思ったよりも丸くなります。
発芽後3ヶ月ほどで丸に近いと高さが2cmほどの時にも真ん丸になりますが、丸い印象がなかった株でも2~3年経過するうちに丸に近づいたりします。


棒状でも、それなりに幅があります。

2~3年で棒状に成長したグラキリスでも、太さは4cm前後になっています。
高さが6cm程度になる頃までに、ぱっと見た印象が1:2(太さ:高さ)よりちょっとだけ高さ方向に足が出るくらいに収まっている株は、丸に近い形になると現在は考えています。