2015年3月10日火曜日

マダガスカル植物Q&A「用土のこと」編

パーライトの白が目立つくらい入っています
本日は用土についてです。
サボテンオークション日本では、現在取り扱っているすべてのマダガスカル植物に同じ用土を使っています。
(3月14日にふるいの網を6mmから5mmに訂正しています。「4メッシュ」という規格でした。)
(11月18日「発根のために多少微塵を残したいので、軽めにふるっています。完璧にふるい切りません」の一文を削除しました。)

使っているもの
 ・赤玉土(小粒)
 ・鹿沼土
 ・パーライト(真珠岩の方。5mmのふるいで全部通るくらいの粒です)
 ・堆肥
 ・マグアンプ大粒

混ぜる割合
  赤玉7:鹿沼3:パーライト4:堆肥1~1.2
  マグアンプ適量
  (普段赤玉7袋鹿沼3袋をベースに1回分の用土を作っています。)
 2019年7月19日追記 パキポディウムだけパーライトを5~6に変更しました。】


発根させることを最優先にしつつ、水はけを確保するための用土です。
発根に適した細かい土を確保するため、5mmのふるいを使います。
 1.マグアンプ以外をすべて混ぜる。
 2.ふるいでふるう(5mm)。細かい方を用土に使います(粗い方は底土に少し使います)。
 3.マグアンプを混ぜる。(先に混ぜてしまうとマグアンプの大粒は5mmのふるいを通りません)
 4.目の細かいふるいで微塵をふるって抜く。(微塵が残りすぎると、水をやった際に目詰まりして根腐れの原因になります)。
 5.できあがり。

堆肥は、5mmのふるいに引っかかる分がずいぶんあるので、実際は混ぜる割合ほど用土に残っていません。
ちなみに、赤玉・鹿沼・マグアンプ以外の配合をパーライト2:堆肥2に変えると、サボテン用土になります。(詳しいサボテンの用土と植替え編は、また後日にいたします)
マダガスカルの植物については、特にパキポディウム等の輸入時の形を保つため(枝が育ちすぎて型崩れしないように)、サボテンより肥料を少なめにしています。
オペル・パキプスやアデニアなどはそれでもにょきにょき枝を出すので、肥料は足りているようです。

日向土を混ぜていた時期もありましたが、現在は入れていません。

次回は、「植え方は?」編です。
今回用意した用土に加え、用土の下に入れる用に、20号のビーナスライト(黒曜石のパーライト。2~3cmくらいの大粒がゴロゴロ入っています)、余った粗い方の土も使います。