2015年3月12日木曜日

マダガスカル植物Q&A「植え方は?」中編

コミフォラ

昨日につづきまして、「植え方は?」中編です。
ABCタイプ共通の項目は前編で書いてしまったので、前編もチラチラ見つつ進みます。
本日は、植え方Bタイプ、棒状のものについてです。
以下Bタイプ内訳です。

・B
アデニア:フリンガラベンシス、オラボエンシス
ケロペギア:ディモルファ
コミフォラ:すべて
デロニクス:フロリブンダ、プミラ
ディディエレア:マダガスカリエンシス
ユーフォルビア:アンカレンシス、アウレオビリディフローラ、ボンゴラベンシス、デニシー、ギラウミニアナ、ネオフンベルティー、パキポディオイデス、スブペルタトフィラ、ビグエリー
センナ:メリディオナリス
ウンカリナ:グランディディエリ、ランドリ、ロゼオエスリアナ、ステルリフェラ

少々、棒状じゃないものも混ざっています。

・植え方
基本は、各植物にもともと土に埋まっていたあたりまでうっすらと跡のようなものがあるので(土で焼けて変色していたり)そのあたりまで埋めます。
分からなければ、Bタイプは強い植物ばかりなので、好みでかっこよく見えるあたりまで出して植えます。

・鉢の選び方
長いものが多いので、植物の径よりも、根っこと本体が埋まるところまでの長さが優先されます。
底を粗い土で目止めする程度で、植物がぐらぐらせずに植えられる一番小さい鉢を選びます。
(鉢の底から、底土+空間3~4cmを空けて植物を浮かせてみて、ちょうどいい深さになる鉢を選ぶ感じです。)
植物の径に合わせて鉢を選んでいるAとCよりは、用土が多くなります。

ユーフォルビアは4、5ラン鉢で納まりますし、ユーフォルビア以外は本当に強い(発根も早く水の吸いもよく大量の根が張る)ので、だいぶ気楽に植えています。
ユーフォルビアも鉢底から根っこが出る頃になるととても丈夫になります。

Aタイプはイモから根が出るので、すべて細かい用土を使います。Cタイプの特にパキポディウムは用土表面まで根が回ってくるので、パーライトと底土より上は細かい用土しか使えません。
Bタイプについては、植物本体と根っこの境目より、極端に上には根っこが回ってきません。粗い土が余っていれば用土の上部に使っても大丈夫です。水はけもよくなります。根っこが来そうなところまでは細かい用土を使ってください。

枝分かれするものについて(アウレオビリディフローラ、ギラウミニアナ、センナなど)。用土に埋めるのは、枝分かれするより下の部分までにすると見栄えが良いです(それより埋めると1本なのか寄せ植えなのかわからなくなります)。

ネオフンベルティー。
もう少し埋めたいところですが、そうすると鉢がもう1号上になってしまいだいぶ用土が多くなります。
格好と安全のバランスがむずかしいところです。